爬虫類イベントの種類



最近では、爬虫類も犬や猫と同様にペットとして飼育する方が増えてきました。
爬虫類は色々なメディアで紹介され、昔に比べて一般にも認知されてきた感があります。
近年まで、爬虫類は通信販売で購入することができましたが、2013年9月1日の法改正から爬虫類・哺乳類・鳥類は対面販売が義務化され、生体の現物を見ないと購入できないようになりました。
これまで爬虫類ショップは全国のお客様に販売できていたのですが、法改正によりショップに来ていただけるお客様にしか販売できなくなりました。
そこで、全国各地で爬虫類ショップやブリーダーが集まる【爬虫類イベント】が全国各地で開催されるようになりました。
法改正まえにも爬虫類イベントやブリーダーイベントも開催されていましたが、年に数回程度でした。しかし現在では年に数十回も全国で開催されるようになりました。


爬虫類イベントの種類

爬虫類のイベントは大きく分けて3つあります。
 1.大規模イベント
 2.全国展開の小規模イベント
 3.ブリーダーズイベント

大規模イベント

まず、大規模イベントですが、これはTV局や大規模なイベント企画会社がそれぞれ年に数回開催するイベントでジャパンレプタイルズショーレプタイルズフィーバーレプタイルズワールドなどがあり、夏と冬に開催されることが多いです。
大規模イベントは爬虫類の販売もちろん、飲食やゲストイベントなどがあるのが特徴です。過去のゲストイベントとしましては、芸人の「江頭2:50」、youtuberの「はじめしゃちょー」などがゲストでした。
来場者も1万〜3万人ほどと多く、イベント会場が広く設定されているのですが、開園時にはかなりの混雑が見られます。
客層はコアな爬虫類ファンから一般の方まで幅広くなっており、特に子連れのお客さんが多い印象です。
これは生体購入以外にも動物園的要素(珍しい動物を見に来るだけ)の方も多い印象です。

全国展開の小規模イベント

次に、全国展開の小規模イベントですが、これは爬虫類ショップが独自で開催する、比較的小規模のイベントです。
大規模イベントとの違いは、ショップ側の出店料が比較的安く設定されており、出店料が高額な大規模イベントに比べ、個人でやっているようなお店も出店されることが多いです。
普段は爬虫類ショップが少ない地域で開催されることもあり、遠くに足を運ばなくても気軽に全国のショップの雰囲気を味わえるのが特徴です。
来場者は数百〜数千人でイベント会場が狭い場合が多く、大変混雑が予想されます。

ブリーダーズイベント

最後に、ブリーダーズイベントは、その名の通りブリーダーが集まるイベントです。
上の2つのイベントとは違い、爬虫類ショップの出店は少なく、100%国内自家繁殖(CB)のみを扱ったイベントです。
爬虫類は飼育だけではなく、繁殖も楽しみの一つで、各ブリーダーさんが頑張って繁殖させた個体を販売するのが定番となっております。
1匹1匹、ブリーダーさんが育てた個体なので、各個体の遺伝情報はもちろん、餌の偏食などの飼の仕方も詳しく教えていただけるのが特徴です。
輸入個体に多い輸入によるダメージや寄生虫も自家繁殖なので比較的少なくなっており、初めて飼育する場合はおすすめできるイベントになっています。
来場者は数千人で、全国のコアな爬虫類好きが集まるイベントです。

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